Q 最近、OpenAI社やAnthropic社からの発表を受け、SPV投資に関する報道がなされているが、HJJのファンドは大丈夫なのか?
A 当社が取り扱う非上場株式投資につきましては、直接投資・ファンド経由投資のいずれの場合においても、対象資産の実在性、権利関係および取引経路等について、当社として必要な確認手続きを実施しております。
直接投資の場合には、発行体における譲渡承認手続その他必要なプロセスを経た上で投資を実行しております。
また、ファンド経由の投資についても、最終投資ビークルにおける保有実態を確認するため、案件に応じて、発行体による譲渡承認、電子株券、株式管理プラットフォーム(Carta等)の記録、監査済み財務諸表・残高証明その他の証跡資料等を通じた確認を行っております。
当社としては、今後も、投資対象の実在性・権利関係・取引透明性等について慎重な確認を行いながら適切な投資運営に努めており、現時点では当社において当該報道に関し重大な権利帰属上の問題は発生しておりません。
Q ファンド経由投資は大丈夫なのか?
A 非上場株式投資においては、投資ストラクチャー上、SPVやファンド経由で保有されるケースも国際的に広く存在しています。当社においても、そのような投資において対象資産に対する経済的権益、取引の適法性、換価可能性等を総合的に検討した上で投資判断を行っております。
実際に、当社が運営する一部ファンドにおいては、保有持分のセカンダリー売却を通じて投資家への償還および収益実現を行っており、ファンド経由投資についても、経済的価値および流動性が実務上機能していることを確認しております。
日本においても、金融庁・日本証券業協会共催の「スタートアップ企業等への成長資金供給等に関する懇談会」報告書(2025 年9月報告)において、市場仲介者が関与する資金調達額のKGIが設定され、その一環ではSPV スキーム持分のセカンダリー取引環境整備のためのモデル契約の整備の提言が行われています。これを受け、2026年3月に第二種金融商品取引業協会の元で「SPV スキーム持分に係るモデル契約有識者検討会」が設置されるなど、日本においてもSPVスキームに係る取引環境整備に関する制度的検討が進んでおります。当社共同社長のメンザスは、その両方の会議の委員として、政策課題実現に向けた議論に積極的に参画しております。