「投資を変える、市場を変える、日本を変える」
HiJoJo Partners株式会社
Founder / 代表取締役共同社長
メンザス・スピリドン
コロンビア大学経営工学科卒業。 1995年、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券(現シティグループ証券)に入社。 プログラマーからトレーダー、バイス・プレジデント、デスクヘッドへと昇進し、金融の最前線でキャリアを築いた。 2007年、みずほ証券に入社。翌年、エクイティ本部共同本部長(Deputy Global Head of Pan Asian Equities)に就任し、日本株・アジア株を統括。 のちにフィンテック分野に活躍の場を移し、世界100社以上のスタートアップ、80社超の機関投資家とのベンチャー投資・成長支援に従事。 2017年、HiJoJo Partnersを設立。 「投資を変える、市場を変える、日本を変える」というパーパスのもと、挑戦がもっと報われる社会の実現を目指し、「スタートアップ投資の民主化」に挑む。
私は神戸で生まれ育ちました。大学進学を機に渡米すると、周囲は起業家精神にあふれた学生ばかり。 そんな彼らの姿に、私は強く心を揺さぶられました。「いつか自分も起業しよう」――その想いが、私の中に芽生えた原点です。 帰国後は、まず金融の世界で実績を積むことを選びました。ソロモン・ブラザーズ・アジア証券では、プログラマーからトレーダー、バイスプレジデントへと昇進。 世界中のスタートアップや機関投資家と向き合い、数多くの投資案件を手がけてきました。 けれど心のどこかで、「起業する」という決意を捨てきれず、30歳を迎える前に、思い切ってギリシャ料理店を立ち上げました。 父がギリシャ人だったこともあり、「ギリシャに貢献したい」という想いも後押ししました。自ら顧客を呼び込み、仲間とともにお店をつくっていく日々。 大学時代にアメリカで学んだ「リスクなくしてリターンなし」という投資の原則が、初めて実感として自分の血肉になったのを覚えています。 とはいえ、現実は甘くありませんでした。
経営と並行して金融の仕事も続けるなかで、次第に私は安定した世界へと戻っていきました。 起業家としての挑戦は一区切りし、再び金融の現場へと軸足を戻していたのです。 そんなある日、息子に「リターンを得るにはリスクを取らないといけない」と話していたとき、自分自身がその言葉に背を向けているような違和感にふと立ち止まりました。
――果たして、いまの自分は本当にリスクを取っているのか?
――かつて感じた“創る側”としての実感を、手放したままでいいのか?
そんな折、偶然目にしたのが、スペースXのロケットが自動着陸に成功した映像でした。 技術によって宇宙産業の構造を変えるその姿に、私は心を突き動かされました。調べてみると、企業価値は1兆円を超えている。 「投資したい」――しかし、非上場のため、個人にはアクセスできない。 そのとき、投資家としてのフラストレーションと、もう一度自分自身がリスクを取って創業したいという内なる衝動が重なったのです。 この閉ざされた市場を変えなければならない。そしてそれこそが、自分が次に賭けるべき挑戦だと確信しました。こうして、HiJoJo Partnersは生まれました。
私たちは、非上場株式へのアクセスを限られた機関投資家だけのものにせず、個人にも開かれた仕組みへと再設計しています。 私たちが目指しているのは、単なる投資機会の提供ではありません。「スタートアップ投資の民主化」を通じて、挑戦者と支援者が自然につながる新しい経済のかたちです。 さらに、成長企業に投資した個人が成功体験を得て、やがて次の起業家を、お金だけでなく、知恵やネットワーク、経験で支えていく。 そうして挑戦と支援が連鎖するエコシステムを構築することで、スタートアップ支援のあり方そのものを変えていきます。 日本には、まだこうした土壌は十分に根づいていません。ですが、必ず実現できると信じています。
「投資を変える、市場を変える、日本を変える」というパーパスのもと、未来をつくる起業家と、それを信じて支える投資家の「インフラ」となり、日本経済の新しい土台を築いていきます。 未来の経済は、今日リスクを取った誰かがつくっていく。その背中を、全力で支えられる存在でありたいと、心から願っています。それが私にしかできない日本への貢献だからです。
HiJoJo Partners株式会社
Founder / 代表取締役共同社長
メンザス・スピリドン
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「グローバルな視点から、スタートアップ投資の民主化を実現する。」
HiJoJo Partners株式会社
代表取締役共同社長
秋山 典文
東京大学法学部卒業後、1990年日本興業銀行入行、2000年よりみずほ証券。 ロンドン、香港にて計10年間の海外勤務を含め、22年間投資銀行業務全般を経験。 2016年みずほ証券アジア(香港)社長、2018年みずほ証券執行役員シンジケーション本部長兼グローバルシンジケートヘッド、 2019年より自己資金投資担当役員を兼務し、国内外のPE/VCファンド投資等を統括。 みずほプリシンパルインベストメント取締役会長、モバイルインターネットキャピタル取締役、みずほリガーインベストメント取締役を歴任。 2022年8月、HiJoJo Partners入社。2023年1月、取締役常務執行役員に就任。2024年11月、代表取締役共同社長に就任。
HiJoJo Partnersは、創業者スピリドン・メンザスの挑戦から始まりました。 非上場株式市場という閉ざされた領域を変革しようというその想いに、私は共鳴しました。 そして、創業の数年後、経営パートナーとして彼の隣に立つことを決意しました。 彼の起業家精神と市場変革への情熱に、私は経営の土台となるもうひとつの視点――「信頼の基盤」を重ね合わせたいと考えたのです。
私たちの理念と価値観は、「パーパス」と「バリュー」に集約されています。 投資家、企業、市場、そして国際社会の利益に寄与するために、私たちは、「投資を変える、市場を変える、日本を変える」という志を掲げています。 私たちは、この志を実現するために、ステークホルダーの皆さまからの信頼を何より大切にしています。
その信頼の礎となるのが、法令遵守と、顧客本位の業務運営の徹底です。 そして同時に、スタートアップとしての強みを活かし、創造力・革新性・スピード感を持って、非上場株式の運用や証券分野で、新たな価値の創造に挑み続けます。 その挑戦の土台にあるのは、グローバルな視点と多様な価値観への敬意と、互いを思いやり支え合うカルチャーです。
情報革命により、金融のグローバル化は急速に進んでいます。 しかし、将来の成長の原動力となるスタートアップへの金融分野は、まだまだ発展途上です。私たちは、そこを変えたいのです。 海外のスタートアップと日本の投資家、日本のスタートアップと海外の投資家をクロスボーダーに結び付け、非上場株式の世界でもグローバルな金融サービスを提供していきます。
私たちHiJoJo Partnersは、グローバルな視点から、スタートアップ投資の民主化を実現し、 挑戦者と支援者が自然につながる新しい金融のかたちを創造するというチャレンジに向け、 理念と実行力の両輪で、「新しい金融機関」を目指します。しかし、それは一人の力では実現できません。 これまで、私たちの志に共感し、共に歩んできてくれた仲間たちに加え、 これからも「パーパス」と「バリュー」に共感してくださる方々と、お客様や社会にとって本当に価値ある存在になることを目指してまいります。
私たちが提供する金融サービスが、挑戦するすべての人の背中をそっと支える「力」になるように。HiJoJo Partnersは、これからも信頼を積み重ねながら、次の時代を切り拓いてまいります。
HiJoJo Partners株式会社
代表取締役共同社長
秋山 典文
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